「ビッグマック指数」とは?
「ビッグマック指数」とは?
ビッグマック指数とは、世界各国で販売されているビッグマックの価格をもとに、それぞれの為替レートや物価水準を割り出す一つの指標である。イギリスの経済誌が1986年頃から毎年発表している経済指標である。これは世界中のマクドナルドで同一メニューとして売られているビッグマックの販売価格を参照して、その時点での各国の為替レートや物価水準を分析しようとする取り組みである。
この分析手法は、為替レートは基本的には二国間の通貨の購買力によって決定されるという「絶対的購買力平価」という理論をベースにしたものである。この「絶対的購買力平価」とは、スウェーデンの経済学者グスタフ・カッセル氏によって提唱された理論で、「一物一価の法則」を前提としている。一物一価の法則とは、「その時点における同一の商品・サービスは、一つの価格になる」という法則である。一物一価の法則が成り立つ場合は、つまり「同一のものはどこで買っても同じ価格である」という状況になると言う事である。
但しこの理論では、輸出入が完全に自由で関税・輸送費・手数料が全くない世界を想定しているので、その点を考慮した分析が必要になる。また商品やサービスの価格はその国々での文化・国民性・宗教上の理由等により、その品目により全く異なる点も考慮しなくてはならない。従って絶対的購買力平価は厳密には決まらないのである。
しかし、「ビッグマック」という商品は世界中の人間の知名度が高く分かり易い対象である。また多くの加工製品・農産物・畜産物・人件費・物流費・サービス費等々、非常に幅広いコストを含んでいる事から、「ビッグマックの価格」は絶対的購買力平価の指標の一つとして長年経済界では重宝されているのである。
面白い❢ 勉強になります。
ReplyDeleteコレは聞いたことが有りました。今まではあまり理解出来ていなかったですが、このブログの説明はとても分かりやすかったです。
ReplyDelete成功の極意にふさわしい内容でしたね。勉強になります
ReplyDeleteとても参考になります。素晴らしい内容の執筆活動、ありがとうございました
ReplyDeleteAlways think of long term management. Result does not come out in a day. Patience is the key to success.
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