海外で成功するのに、英語力は必要ない
海外で成功するのに、英語力は必要ない
これは私がまだ駆け出しの頃に、とある日本人経営者に言われた言葉である。
「貴方ね、海外で成功するのに、世界でビジネスの戦いに勝つ為に英語力はそんなに必要ないんだよ。そうだな~、重要度の割合で言ったら20%くらいかな。大切なのはココだよココ。」
と言って自分の胸をトントンと叩いたのである。
例えば英語が得意ではない日本人と英語が得意ではないドイツ人のビジネスオーナー同士が会食をしたとする。彼らは、お互い拙い英語ではあるが身振りや手ぶりを交えて自らの言葉で話し合いをする。高いコミュニケーション能力を持ち合わせた人間同士であれば、発音のあまり綺麗ではない単純な単語を組み合わせた会話の中にも、お互いの心の中身・真意を読み取り、感じ取る事が出来るものである。つまり完璧な語学力が無くても、お互いの心に触れ合う事は十二分に可能なのである。ビジネスオーナー達は、相手の事業内容や財務状況や周囲の評判よりも、お互いの人間性を重視する。自らの経験や知識やノウハウに基づいた直感や、ピンと感じた相手の人間性に対する判断に重きを置くのである。これが、
『一流のアイデアを持った二流の人間よりも、二流のアイデアを持った一流の人間を選べ』
と言われる所以である。
つまり、相手の人間性に心が動かされ、相手を一人の人間として信用する事が出来れば、相手のビジネスも信用する事が出来る、と言う事なのである。そして、一度オーナー同士の心が繋がったら話は早い。後は、お互いに英語の出来る現場の人間同士に話を進めてもらうだけである。
会社のトップに立つ人間は、自らの人間性を磨く事を最優先させるべきである。技術的な詳細や契約などの法的な詳細は、その道のプロを厳選して雇えば良いのである。優秀な人材を引き寄せ、優秀な人材を雇用し、優秀な人材に気持ち良く働いてもらう事こそが、トップの最も大切な職務であり義務であろう。
コレは同意です。私も海外生活が長かったので、言いたい事がとても良く分かります。
ReplyDeleteTotally agreed. The Japanese professional hospitality mindsets are created this way.
ReplyDeleteOur mentality and hospitality is really something to be proud of. And this kind mindset does meana lot whenit becomes management.
ReplyDelete非常に実践的な思考法で、参考になります。日本国内はもちろん、海外でのマネジメント経験が豊富な方のブログだなと、という感想を持ちました。「世界一のレストランの成功の極意」もアマゾンで購入させて頂きました。良かったです。
ReplyDeleteI admire the Japanese management style and ideas.
ReplyDeleteJapanese management ideas are very sensitive and effective, I think. I have few Japanese managers friends and they are all really good people.
ReplyDeleteBeautiful Japanese pottery. Love it!
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